2011年08月13日 神奈川県
【二度目のチャレンジを掛ける】
前回のリベンジだ！
ベーツヒラタの痕跡すらも見つけられずに終わるのはあまりに気が引けず、今回は前回のポイントをもう一度虱潰しに探す他、更に広範囲を開拓してみようと思う。ただし現場での移動手段は徒歩のみである為、時間と体力の続く限りだ。
【クワガタは濃い】
現場に到着したのは前回と同じくpm4：30頃。結局今日も寝坊した。（^_^;;
ルッキングしながらポイントを目指すが、山の入口の道脇にある細い広葉樹に樹液が出ているのを発見。
樹種はよくわからないが、パッ見はアカメガシワに近い。
経験上この手の木は大抵ハズレなので期待しなかったが、一応樹上を確認すると、でっかいコクワガタがくっついているのを発見。（^_^;;
よくよくみるといたるところにコクワがくっついている。木を揺するとバラバラと6～７頭が落ちてきた。
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形の良いのが多い |
こんなこともあるもんだ。（^_^;; また確認しなくてはならない樹種が増えてしまった。
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何の木だろうな・・・ |
アカメガシワに樹形や幹はそっくりだが、葉の周囲がそんなに赤くはない。するとハンノキとかヤシャブシの類か・・・？
とにかくこの木にもクワガタが付くことがあるようだ・・・・・
因みにコクワはその場で全てリリースした。
この後、今度は路上に大型の甲虫の上羽が落ちているのを偶然発見。
よくよくみると大型ミヤマクワガタ♂の羽ではないか！
この山の上で前回ミヤマ♂を捕ったので分布しているのは分かるが、態々上らなくても麓にいるのか・・・。（^_^;;
とりあえず、この山はクワガタが濃いようだ。
【リベンジなるか】
ルッキングしながら急ぎ足で山をのぼり、前回のベーツ疑惑ポイントで探索を開始する。
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どっかにいそうだけど・・・ |
前回見落としていた木も2～3本見つかったが、残念ながらベーツは姿を見せない・・・
タブの幹をコクワガタが這っていたくらいだ。
思ったより早く見終わってしまったので、前回ミヤマクワガタ♂やスジクワガタを見つけたコナラまで脚を伸ばしてみたが、なんと樹液が枯れてしまっており、小さなコクワガタが数頭残っていただけであった。
折角来たのにあまりに成果が悲しいので、この山の周囲を徹底的に歩いてみることにした。
【木が駄目なら街灯で勝負だ！】
山の周辺を囲む道をぐるりと歩いてみることにした。
ものすごい距離を歩いたと思う（途中で挫けそうになった・・・）。しかし樹種自体が針葉樹が多く全く駄目。
古い広葉樹がありそうな所は大抵寺院や人の土地の中だった。
期待が持てるなら街灯でも・・・と、水銀灯の下もざっと確認していくが、カブトムシやコガネムシの死体はいくつか見られたから、虫は飛来するようだ。
ここで、『ベーツヒラタは古い神社近くの街灯にも飛来することがある・・・』という情報が頭をかすめ、どうにも気になったので、帰りの電車に間に合う限り街灯を巡ってみることにした。
【ついにベーツ採集か！？】
今日は月齢が悪くでかい月が出ているが、湿度と気温が高い為、思ったより街灯に集まる虫は多い。
ベーツ疑惑の山が良く見える道にウマイことに水銀灯が並んでおり、ベーツが飛来してもおかしくはない・・・
pm19：30頃、ひときわ虫の多い水銀灯に、ノコギリカミキリサイズの甲虫が旋回しているのを発見！！！
これはやったぞ！！！と半ば喜びながら、なんとしてでも落下地点を見失わぬようにせねば！と、懸命に目で追う。
しばらくしてそれは路上に落下。
ワクワクしながら懐中電灯でそれを照らす・・・・！！！
なんと、ベーツヒラタサイズの極小カブト♀であった。（;_;）
しばらく本気で落ち込んだが、とりあえず街灯採集は成立することが分かった。
その道の街灯を全て見切った後、別の道の水銀灯下でもカブト♀轢死体、コクワ♂轢死体を発見。
しかしpm20：00を周った時点でもカミキリの類は一種も見つからず絶望的だ・・・
もっと山に近くないと飛んで来れないのか？と、大通りを外れて小道の中のしょぼい蛍光灯も見て周ったが、クロコガネを数頭見つけたのみ。
ここで時間切れを向かえ、終了となった。
【エピローグ】
街灯周りに切り替えたのは良い線だと思ったが、それでも駄目だった。
山のどこかには未だベーツヒラタカミキリは息づいていると信じているが、それを採集するのは簡単ではなさそうだ。
最盛期での2度に渡る徹底的な探索で痕跡すらみつからなかったのだから、これは見切っても良い値かもしれないな・・・
やはり、関東地区でのベーツヒラタカミキリの採集は簡単ではない。
【結果】
コクワガタ
カブトムシ
クロコガネ
アオドウガネ
他
ほぼ全てリリース。
2011.11.26.
かーｊｒ、の甲虫採集記