2012年08月26日 東京都
【東京都産本土ネブトクワガタを求めて】
クワガタ屋の虫友が、東京都産ネブトクワガタをガチで狙いたいとの事。
場所は、父親（かー）が、2008年〜2009年にかけて、計11頭採集した場所である。
しかし、2010年以降、ネブトのモミとアカガシからの樹液の出が悪く、暫くネブトの姿を確認できていない。
しかし、採集兵器虫友の探究心と情熱があれば、それを打破、あるいは、新発生木の発見の可能性はある！！カモ？（^_^;;;
という訳で、山へ行ってみることとなった。
虫友と途中で合流し、馬鹿話をしながらポイントへ向かう。
目的の山の麓に到着したのがAM11時前。
ネブトの好む植生と合致するルートを地図で選び、ハイキングを開始する。
今日も気温が高く、汗が絶え間なく頬を滑り落ちる。
飲み物の消費が半端ではない。
しかし、そのルートは予想に反し、杉、檜の植林が主で、さらに陽のあたりも悪く、虫の気配が全くないのであった。（T_T）
丸ボウズのまま、山頂に到達。そこからモミの多いポイントを新たに選出し、更にハイキングを続ける。
途中にある父のネブト発生木も丹念に見るも、今回も不発であった。（T_T）
やはり簡単ではないのか・・・。
虫友は、「東京ネブトがそんなに捕れるのは奇跡だ」というが、本当にそうだったのかもしれない。
エゾゼミやツクツクボウシの大合唱を聴きながら、モミの一本一本を真剣に見回っていく。
虫友の情熱はやはり凄まじく、かーjrがへとへとになっているその間も、脇道に分け行って探しまくるのであった。（^_^;;;
山を登り、登っては下り、また登り、を繰り返し、陽が傾くまで活動をしたが、努力も虚しく、ネブトはゼロ。
それどころか、他の甲虫も全く捕れなかった。
ハズレ日に当たってしまったか。（T_T）
このまま帰るのは寂しすぎるので、場所を大きく換え、街灯を少し見て行くこととなった。
場合によっては、勿論オールも有りである。（^_^;;;
しかし、今回は月齢が悪く、既に日没直後の時点で、晴れた空のほぼ真上に煌々輝く月が見える。
気温もそんなに高くない。
暗くなって直ぐに、ニセノコギリカミキリ、クロカミキリ、キマダラカミキリ、クワカミキリを拾う。
他はアオドウガネやカブトムシの♀がポツポツ飛来。
しかし、成果はその程度で、これというものもなく、PM21時に差し掛かる頃には、ぱったりと虫の飛びが減ってしまった。
長いしても捕れないと判断し、ここで打ち止めとなった。
【エピローグ】
東京産ネブトクワガタの採集が容易ではないことがよくわかった採集であった。
採集兵器虫友を装備しても捕れなかったのだから、今回見た範囲では先ずいなかったと断言出来るだろう。（^_^;
樹液がいい具合に出るかどうかの運も試される採集である。
これは、また来年の課題となりそうだ。
【結果】
カミキリムシ科
クワカミキリ
ニセノコギリカミキリ
キマダラカミキリ
クロカミキリ
コガネムシ科
カブトムシ
アオドウガネ
アカビロウドコガネ
ヒメコガネ
センチコガネ
コメツキムシ科
クシコメツキ
オオナガコメツキ
オオツヤハダコメツキ
クワガタムシ科
ミヤマクワガタ 1♀
コクワガタ
他。
2012.09.21.
かーjrの甲虫採集記